脳科学者である川島隆太教授によれば「スマホこそが子どもの学力低下を招いている」のだそうですよ。
なんでも川島教授の所属している東北大学加齢医学研究所は仙台市教育委員会と連携し、児童・生徒の学習意欲を向上させる共同プロジェクトを行っているのだそうで、そこで様々なアンケートを実施、調査してみると驚きの結果が出たのだそうです。
それというのが「平日の携帯・スマホ使用時間と学力(数学)」の分析において、スマホの利用において1日の使用時間が長くなるほど成績が低くなっているのだそうです。
ざっくり言えば「スマホをほとんど使わない、まったく勉強していない子」よりも「スマホを1日4時間以上使用していて、自宅で2時間勉強している子」たちのほうが、成績が悪いという結果が出たようで、ちょっと驚きですよね。
しかし、その内容を紐解いていくと、小学生でもスマホを所持すると半数以上が自宅学習中にスマホを操作しているのだそうで、これを聞くと納得できますよね。
大人でさえ、スマホ依存になってしまうのですから、様々なものに対して興味津々な子供からすれば、スマホなんて本当になんでもできるおもちゃみたいなものですから、どうしても触ってしまいますよね。
それに「嫌な勉強」と「楽しいスマホ」を天秤にかけてしまうと、圧倒的にスマホが勝ってしまうでしょうし、そこを我慢出来るような子供であれば、勉強と遊びのオンオフなんてできてしまうでしょうね。
なにはともあれ、誘惑の多い現代の子供たちは大変ですし、そこをしっかりと勉強させようとする親も一筋縄ではいかなそうですね。