脳のすべて

脳のはたらきがこの世の中を作り出している

「執着しない脳」のつくり方

スマホが手放せない、ゲームをやめられない、別れた恋人や亡くなった人のことを忘れられないなど、何かに執着していることは誰にでもあるはず。

実は執着する時、脳はラクをしているのだそうで、脳内科医として30年、一万人以上の脳のMRI画像を分析し、脳の働きについて研究してきた筆者が、その経験をもとに、執着から離れるための具体的な方法を伝授!

「執着しない脳」のつくり方

不得意な脳番地をトレーニングすることで、気になって頭から離れないあのことを忘れスッキリと過ごせるようになるのだそうですよ。

加藤俊徳さんは、脳内科医、医学博士で加藤プラチナクリニック院長であり株式会社脳の学校代表。 昭和大学客員教授。発達脳科学MRI脳画像診断の専門家で脳番地トレーニング、脳活性音読法の提唱者。

14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意。1991年に、現在、世界700カ所以上の施設で使われる脳活動計測fNIRS(エフニルス)法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。ADHD、コミュニケーション障害など発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。独自開発した加藤式 MRI 脳画像診断法(脳相診断)を用いて、小児から超高齢者まで 1 万人以上を診断・治療。脳の成長段階、強み弱みの脳番地を診断し、薬だけに頼らない脳番地トレーニング処方を行う。InterFM 897「脳活性ラジオ Dr.加藤 脳の学校」のパーソナリティーを務め、著書には、『脳の強化書』(あさ出版)、『部屋も頭もスッキリする! 片づけ脳』(自由国民社)、『不安を脳の力に変える』(扶桑社)、『ADHDコンプレックスのための“脳脳番地トレーニング”』(大和出版)、『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社)など多数。