脳の重さは成人で1,200~1,500gだと言われています。
これは全体重の約2~2.5%となるのですが、消費エネルギーでは体全体の約20%を使っています。
脳はエネルギー源として血液中のブドウ糖を使っていて、一般的に成人男性の脳が1日で消費するエネルギーを得るためには、約120gのブドウ糖が必要となっていて、なんと脳は1時間に5gものブドウ糖を消費しているのです。
ブドウ糖
自然界に最も多く存在する代表的な単糖類で、動植物が活動するためのエネルギーで、脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質。
最近では、お菓子の「森永ラムネ」がブームになってきているようで、その理由というのが、原材料に使われている「ブドウ糖」が集中力UPにつながると評判のようです。
ブドウ糖がエネルギーに変わるまで
毛細血管によって脳に運ばれたブドウ糖と酸素は、アデノシン三リン酸(ATP)を作り出します。 ブドウ糖を酸素で解糖することでATPが生み出され、ブドウ糖が酸素によって解糖されることを「酸化」、この酸化作用によってアデノシン三リン酸などのエネルギーを生み出す事を「代謝」と呼びます。