アメリカにあるイェール大学の研究チームが、死後4時間たったブタの脳を一部再生させたのだそうですね。
この研究では、食肉処理場から32頭分のブタの脳を採取し、死後4時間後に研究チームが製作した機器に接続し、酸素や脳細胞の死を遅延・逆行させる薬剤を脳に送り込んだようで、それにより脳細胞の死が減少、血管と一部の脳機能が回復したのだとか。
とはいえ、脳波スキャンでは、意識や知覚を示す脳全体の電気活動は観測されなかったとのことで、根本的には、ブタの脳は死んだままだったのだそうです。
いや、これ、逆に脳が生き返ったりでもしたら、ちょっと怖いですよね。
このとはいえ、この実験結果は、アルツハイマーなどの病気に侵された脳の研究に役立つようで、死後の脳の研究に全く新しい道を開くかもしれないと期待されているようですよ。
