脳のすべて

脳のはたらきがこの世の中を作り出している

認知症専門医が教える「元気脳」のつくり方

高血圧や糖尿病などが認知症のリスクを高めるのだそうで、発症の予防には、40代からの生活習慣病対策が不可欠なのだとか。

まず物忘れと認知症の違いなのですが、「物忘れ」は昼ご飯に何を食べたかを思い出せないなど「体験の一部を忘れること」で、「認知症」は、ご飯を食べたかどうかが分からないというように「体験ごとすっぽり忘れること」なのだそうで、45~65歳の中年期の認知症のリスク要因として挙げられているのは高血圧、肥満、難聴の3つで、高血圧の状態が続くと、血管が硬くなる動脈硬化が進行しやすく、その結果、脳梗塞脳出血を起こすと「血管性認知症」の原因になるそうです。

認知症全体の6割以上を占める「アルツハイマー認知症」の原因は、タンパク質「アミロイドβ(ベータ)」で、脳内に蓄積されたアミロイドβ神経細胞を破壊することで引き起こされるのだそうで、異常蓄積は、睡眠不足や高血圧などを理由に発症の20~30年前、40代後半~50代で始まるのだとか。

発症を予防するには「脳の血液循環を高め、アミロイドβがたまりにくい状態にすることが大事」なのだそうで、ウオーキングやジョギング、エアロビクスなどの有酸素運動が役に立つようで、全身の血の巡りがよくなり、脳に流れ込む血流量が増加するのだとか。

脳の酸素量が増えることで、栄養も神経細胞に届きやすくなるので、お勧めは「週三回、三十分の早歩き」なのだそうです。

歩きながら百から七ずつ引いていく計算をするなど、体を動かしながら頭のトレーニングをすると、より効果があるようで、その場で足踏みをしながら、決まった数の倍数で手をたたくのもいいようですよ。 f:id:to5waka:20211203130103j:plain